上村・白髪神社

熊本県 あさぎり町

参道入口の鳥居

社 殿

日本神話に登場する猿田毘古神が主祭神。 古くから雨乞いの神様として信仰され、白髪岳(しらがだけ)山麓に鎮座しているため白髪神社となったといわれています。

鎌倉初期・建久年間、相良氏初代:相良長瀬四男で上村氏祖・頼村が、上村を領した際に白髪岳の頂にあった御池祠を再興したのが始まりと云われ、その後暦応元年に六代:上村頼継が白髪岳中腹の皆越集落に社を勧請。
十代上村高頼は康正二年(1456年)、現在の麓集落に神社を勧請。これが現在の白髪神社創建とされている。
御池祠を上宮白髪神、皆越の社を中宮皆越白髪神、麓の社を下宮白髪神とし、これら白髪三宮という。

上村氏滅亡後は宗家・相良氏の寄進を受け、相良家の女性が懐胎の際には、安産祈願に参詣。
干ばつの節は藩令をもって 雨乞い祈願がなされていました。

毎年11月3日が例大祭。

2017年「 日本遺産人吉球磨地域」50番目の構成文化財として追加されています。

Slapstick-Photoより掲載